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「きゃーーー///理皇君がこっち見て笑ったよ!!」
「もう今日は最高!!この席で良かったよね~///」
「~~~っのやろぉおお!!」
「?どーしたのよ花音」
「やっぱりムカつく!!あれがただの笑顔なもんかっ!!」
「ま、あんただけよね。理皇君が小悪魔なの知ってるの」
「小悪魔じゃなくて、魔王なの!大魔王なのよぉお!!!」
興奮して赤くなっている顔をさらに真っ赤にさせながら、こっちを睨めつけてくる。
俺は偶然あのブロックの席の方へ笑顔を振りまいているわけではない。
そこには大切な人がいるから、応援してくれている人がいるからだ。
「くくっ…終始緩みっ放しだぞ?お前のか・お」
ビクッ
「月か…焦った。だって睨むんだぜ?あいつ」
「ふ…さっきなんかパニくってたもんなぁ。」
「率先してやらかしたお前が何言ってんだ!ったく…」
「しっかしお前をここまで素直にさせるとは…ほんと偉大だな『花音』は。」
「気安く呼び捨てにするな!あと花音は俺の!!」
「ふっくく…はいはい」
「ふんっ//」
からかいやがって!
相変わらず気に食わない奴だ。
でも花音がこいつのファンでもあるから、何もしないだけだ。
あとで花音にメールしよう。
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