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「はい…?」
「外だよ、外!」
そう言うナギサの手には
二枚のチケットが握られていた。
それを一枚渡された。
チケットには
ポップな文字で
『ハナマル遊園地』
と書かれていた。
ハナマル遊園地は
俺とナギサが
小さい頃よく行ってた
なんの変哲もない遊園地だ。
しかしなんでいきなり遊園地?
遊園地といっても
小さく、ボロい。
小学生でも楽しめるかわからないようなところだ。
「なんで、いきなり遊園地ですか?」
俺がきくとナギサは
悲しそうな目をして言った。
「ハナマル遊園地、この夏で閉園なんだって。」
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