序章

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昔、こんな話があった。 黒の国と白の国とで毎日戦争をしていた。 戦争といっても今のような無法地帯ではなく、きちんとルールのある戦争だ。 具体的に。 戦いは一日10時間までで毎日決まった時間にやる。 戦争は、一定人数以下の兵と一人の騎士と一人の王で構成された軍で戦う。 時間外の戦闘は、その国の無条件敗北。 一般兵は首に首輪を着ける。 首輪をとられた兵は戦争をする資格を失う。 騎士は、首輪を着けない。 死亡した兵、首輪をとられた兵は二度と戦争に参加出来ない。 ……と、大まかなルールはこんな感じだろう。
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