第1章 結成!モグラ団

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「うわ~、ゼネラルロッツ懐かしいっぺなあ」  あれ以来、訛りを使う事がなかったはくえいも、懐かしさのあまりつい訛ってしまう。 「大体都会は埃っぽいし、花粉症の症状は酷いし……」  ブツブツ言いながら、ズルズル棺桶を引きずり、テンボス街道をリンコルンに向けて歩いて行く。 「ワンワン!」  いつ買ったか覚えていない、もはや空気と化していたペットのベビーハウンドも広大なサヴァンの庭が楽しくて仕方ないみたいだ。 「お前の存在忘れていたわ」  この辺りの魔物は、飼い主としての責任感皆無のはくえいと、子犬一匹の敵ではなかった。
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