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「んじゃもう日も暮れたし、宿場でお楽しみ……ゲフンゲフン、新しいメンバーを待ちましょう」
パーティー1人目に自分好みの女性を加えたはくえいは、やましい想像を膨らましながらリンコルンの宿場に向かった。
カランコローン
宿場の入口に設けられた涼しい鐘の音がひきりなしに響き渡る。
田舎とはいえ、やはり日暮れ時の宿場は冒険者達で賑わうもの。
はくえいはフロントの空いているテーブルに腰をかけ荷物をまとめ始めた。
「自分はここで新たなメンバーが来ないか待っています。よかったらバニラさんは先に部屋で休んでいて下さい」
言われた通りバニラは「おやすみなさい」と言うと部屋へ向かっていった。
(よし、今のオラ、紳士っぽかったべ!)
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