第1章 結成!モグラ団

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 パーティーのリーダーなら、嫉妬などしないで欲しいものである。ましてや、実力に対するものならともかく、パーティーメンバーの女性に対してなら尚更だ。  待て待て、はくえい。まだこの男……雷はパーティーメンバーではないではないか。  しかもパーティーに参加させるか否か……決定権は自分にあるではないか。  いらん!こんな爽やかなイケメン断じていらん!だって、どう考えても自分は彼の引き立て役に過ぎないじゃないか!  もはや思考の論点が逸脱しているはくえい。  自分の事しか考えられない愚か者である。
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