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明日メンバーの顔合わせをするのでひとまず雷にも部屋で休むように言うと、再びはくえいは宿場のフロントで新たなメンバーを待ち続けた。
夜も更け、入口の鈴の音が鳴らなくなった頃、はくえいは強烈な睡魔に襲われていた。
「やべ……ねむ……」
今日はもう切り上げ、また明日にしようと思ったその時である。
はくえいを引き止める男がいた。
小心者のはくえいは聞こえないフリをしていたが、あまりにしつこく声をかけられるので、一転苛立ち気味で答えた。
「何か?もう寝るんですけど」
感じ悪いよ!はくえい!
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