第1章 結成!モグラ団

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 明日メンバーの顔合わせをするのでひとまず雷にも部屋で休むように言うと、再びはくえいは宿場のフロントで新たなメンバーを待ち続けた。  夜も更け、入口の鈴の音が鳴らなくなった頃、はくえいは強烈な睡魔に襲われていた。 「やべ……ねむ……」  今日はもう切り上げ、また明日にしようと思ったその時である。  はくえいを引き止める男がいた。  小心者のはくえいは聞こえないフリをしていたが、あまりにしつこく声をかけられるので、一転苛立ち気味で答えた。 「何か?もう寝るんですけど」  感じ悪いよ!はくえい!
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