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「あの…」
日没前、
バイトが終わり、家に帰ろうとしているところを 呼び止められた。
振り返ると 一人の青年がいた。
背は高いが 表情は幼く、
柔らかそうな短い髪の毛と、
優しい穏やかな顔を持った 青年だった。
『何か??』
私が問い掛けると
彼は少し顔を赤らめて
うつむきながら
しどろもどろに答えた。
「ぁ、えっと…俺
今、高2で17歳の
五十嵐 礼央(イガラシ レオ)っていいます。
以前、このコンビニで貴女を見て… その…」
少し経って青年は
意を決したように 言った。
「一目惚れしました!
付き合ってくださいっっ」
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