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「鈴木くん、大丈夫?」
こ、この声は!
メガネが無くてまったく姿が見えなくてもわかる!
僕と毎回テストで学年一位を争う、天才。だれもが認める学校一の美少女。そして僕と同じクラスで副ホームルーム委員を務め、更には生徒副会長の長谷川みちるさんだっ!
「だ、大丈夫ですっ、あり、ありがとござますっ」
「木場くん、暴力振るうなんて最低だよ!」
「え、ごめん長谷川さん…」
なんと!あの木場くんの辞書にごめんの一言があったとは!
「五郎君のメガネ、レンズ分厚いから高いんだよ!木場くん、弁償だよ!」
あれ、なんか嬉しくないぞ。
「ちっ、行くぞ!」
「ちょっと、待ってくださいよお~」
どうやら木場くん達は逃げたらしい。
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