珍事件発生。(あのね、珍しい事件のことね。ウン。)

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なんだ、用事があるのに店に行こうとしてたのか。 「俺ら先に行ってて良いのか?」 「ん。すぐ済むから少し待っててくれると嬉しいかも」 正直、めんどくさい。 まぁ、待ってないと後が面倒だからな。 「わぁーったよ。じゃ、さっさと行ってこい」 「わかった。ごめんね~」 詩園が走りながら言った。 「ちゃんと前を見ろ!!」 まったく。世話の焼ける奴だ。 「……暇になっちまったな」 「そうだね。とりあえず僕の教室に行こうよ」 ここで待っててもしかたない。 「ああ」 俺はそう答えた。
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