珍事件発生。(あのね、珍しい事件のことね。ウン。)

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詩園と奏が手を振りながら歩いていった。 「さて、俺も行くかな」 ――京の部屋にて―― あの後、俺は人が倒れているという場所に向かった。 そこには既に、相当な数の野次馬らしき人。 俺が行ったときは、先生が倒れているやつに声をかけているところだった。 俺より後に来た人も数人。 しっかしまぁ、不思議な状態だった。 倒れていたのは、以前俺に嫌がらせをしてきた詩園ファンクラブの野郎。 外傷は全く無し。病気などの発作とも考えたが、呼吸も脈も正常だったそうだ。 だが意識はその後も一向に回復しなかった。 結局は救急車を呼び、近くの総合病院に搬送。 検査などをするらしい。
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