プロローグ

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水色のカーテンの隙間から差し込む春の暖かな太陽の光で目が覚める。 俺は西山裕也。 この春に高校に入学した、高校一年生だ。 自分の部屋でベッドの中で心地良く横になっている。 今日でちょうど入学から一週間だ。 まぁ、いわゆるモチベーションが下がって学校に行きたくなくなってくる頃である。 いっそのこと、このまま学校サボって寝ていたい……。 (フニッ) そんなことを考えていると、暖かい寝床の中で手に不自然な感触が現れた。 ……何だ? なんかあったかい……。 とりあえずもう一度触ってみる。 (トン……トン) 意外と柔らかくない部分もあるみたいだ。 しかもかなりデカい。 俺は不審に思って、布団を取り、その物体を見た。
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