プロローグ

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手袋よし、マスクよし、ズボンよし、パンツよし。 何の確認かって? 大貴の襲撃に対抗するための準備だよ。 信じたくないことなのだが大貴は、いわゆるガチホモと呼ばれる種族である。 そして、俺を狙ってる。 もちろん男×男のアダルトビデオのような事態を巻き起こしたくないので俺は、奴から身を守らなければいけない。 俺は大貴の耳元にmy iPodのイヤホンを近づけた。 そして最大音量に設定し、イヤホンを大貴の耳に挿し込み、再生ボタンを押した。 ♪~!! ここから聞いても音漏れが激しい。 ……鼓膜破れたんじゃね? 正直俺は、iPodの最大音量は聞く人を苦しむためにあると思う。 罪悪感を感じてきたが、全く起きる気配がない。 …………こ……こんなの嘘だ!! ルパン三世の五右衛門だってもがき苦しむ拷問だぞ!? こいつ……化け物か……。
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