いつかの朝

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―ご主人様,そろそろお時間です。 初老を迎えたぐらいの執事が“若い主人”を催促した。 「わかった、今行くよ」 深いイスに座っていた執事の主はゆっくりと体を起こし 執事の方に向きを変えると 「じゃあ、行こうか」 ―これは、彼が愛を知っていく物語
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