第3話 学校祭

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*  翌日、いよいよ学校祭が始まる。 「桜ちゃんは大丈夫なのかい?」  家を出る前に、おふくろにそう尋ねられる。 「桜なら・・・・・・大丈夫だろ。あいつは昔とは違うし、じゃっ、行ってくるから」 「気をつけてね・・・・・・」  家を出ると、空は綺麗な晴れ上がりを見せ、夏も終わりだというのに、太陽が十二分に照り付けていた。 「おはよう、佑輔君!」  神奈が右手を挙げて挨拶してくる。 「元気だな神奈」 「あはは・・・そりゃ・・・・・・元気でなくちゃね!」  神奈の眩しい笑顔。とりあえず俺と神奈は桜の様子を見に、水野家へと向かった。
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