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私の母の料理の腕前は超がつく程下手だった。 というか家事が全般的に下手だった。 そんな母であったからか… 家事は専ら父の役目だった。 でも母は誰よりも優しかった。 そしてそんな母を私は大好きだった。 そんな母が病に倒れ、急逝したのは私がまだ小学校低学年の頃の事だ。 家事をし続けていた父は母が亡くなったのを境に、家事を小学生だった私に押し付けるようになった。 私はそんな父が大嫌いだった。
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