歪んだ空気

元教授

「私の話しを聞きたいなんて、あなたは変わった人だ。あなたのとこの雑誌は読んだ事があるよ。だが、オカルトのような内容の雑誌ではないと記憶してるんだがね？
まあいいさ、話しが聞きたいんなら話してやろう。誰も信じなかったんだ、今さら話すのを渋っても私にはなんの影響もないし、今の状況を変えられるわけでもないし。
ところで、私に取材というのは嘘だろ？気が狂った元教授の顔でも見たかったのだろ？だが私は気など狂っていないんだ！それだけは信じてほしいものだよ。
おっと例の話しを聞きたいんだったな、では話してやろう。きっと話しを聞いたら私は気がおかしい人間だとあなたも思うだろうが、そんな偏見の目にはもうずっと前に慣れてしまったからね」