-愛しい人-

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そして私は顔を上げて言った。 「好きっ―――… 拓巳先輩が…好きっ!」 すると、一瞬の間があって… 先輩はとびっきりの笑顔で私に言ったんだ…。 「俺なんて… もっと好き!」 そう言って力一杯私を抱きしめた。 「先輩…うっ…ひっく… 先輩…」 「結…結… 気づくのおせーよ…」 そう先輩は私を抱きしめながら呟いたんだ…。
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