-ずっと傍に-

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あの後… 私達は、夏希さんの声で我に返った。 「もう…まったく… イチャつくのは他でやってよね…」 そうだった… ここは大学の中だった… かぁ…/// 通り過ぎる人が、皆私達を見ていく。 拓巳先輩はしれっとしていたけど… そして、私は夏希さんを見ると、 「結ちゃん、拓巳を追って同じ大学来るなんてやるじゃない! 良かったね!」 と、笑顔で言ってくれた。 洸先輩も、嬉しそうに私達を見ていた。 そんな、なごやかな空気の中、拓巳先輩は、 「お前らも気を利かせて向こう行ってろよな。」 と、少し照れながら夏希さん達に向かって言った。
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