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部屋に入ると、どんよりとした空気が正樹を襲った。
やはり夏とあって暑い…。
事の重大さはなんとなくだがわかった。
だけど、何があったかなんてわからない。
「ちょ…ちょっとぉー!空気悪いぜ!換気しようぜ!!」
焦るような振る舞いは流石にこの場が重すぎると悟ったのだろうか?
窓を開け、外の空気を吸った。
「やっぱ今日もあっちぃね!」
「まぁ、そうだね。今日はごめんな。」
修が口を開き、そう発した。
勝手に居なくなったことに対しての言葉だったかもしれない。
「どうしたの?らしくねーじゃん?」
正樹は勝手ながらも修の机の椅子に腰を下ろし
入口付近で立ちっぱなしの修に言い放った。
「これだけはいいたくないんだ。俺…正直取り返しのつかないことをしちゃった。」
「はぁ??ぇ!?何だよそれ。」
「…。」
無言のまま部屋の中央にあるテーブルへ。腰を下ろした。
頬杖をつき、またため息。
何時間前の出来事が頭の中に留まり
抜けていく事はなく悩んだ。
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