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ある日お父さんの親戚のおばさんが来ていた
言ってる言葉は上品だけど内容は三浦さんの元姑さんと同じだ
でもお母さんは胸をはってこう言った
『大事な娘を助けて、なんの苦がありますか?助けられて感謝でいっぱいです』
おばさんはそそくさと帰っていった
私はお母さんに抱き着いて泣いた『ごめんなさい、ごめんなさい』と…
ある日私はお兄ちゃんには婚約者がいて、私の病気のせいで破談になったと、親戚のおじさんに聞かされた
これにはさすがに私もへこんでしまった…
お兄ちゃんは『勝手に見合いさせられた話しだし、破談もクソもないよ』と笑い飛ばしていた
お父さん達もお兄ちゃんの言う通りだと親戚のおじさん達に抗議の電話をしていた
私のせいでこの家は暗い方向に行かないだろうか
私はとても不安になり耕平ちゃんに電話した
『あやめも、ある程度そんなことあるんだと認めて生活しなきゃダメだぞ』
『わかってるんだけど…』
『人間ってある程度噂したらまた飽きて別の噂に夢中になるさ(笑)へこんだらいつでも電話してこい!わかったな?』
『うん、ありがとう』
耕平ちゃんの言葉は心に染みた
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