『あやめ』という名のおもし…

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次の日私は少遅れてゴミだしにいった 案の定私の話しだ… 『辻野さんの剛志さん、妹さんの事で破談になったらしいわよ』 『大学の助教授の娘さんだったらしいのよね』 『あんな鬱病とかなんてただの我が儘病なのにね…あのあやめちゃん、不倫もしてたって噂もあるから原因はそれかしら(笑)』 私は立ちすくんだまま動けなかった… 『どこのおばちゃんも、人の噂は好きなんやな(笑)鬱病は今だれがなってもおかしくない病気なんやで!そんな常識もしらへんなんて、驚きやわあ(笑) まあ、そろそろ私の噂もたちそうやから先にいっときますわ 私の旦那は私が子供できたとたん、にげてもてシングルマザーになりましてん あの家はうちの親の親が住んでたんで引越してきました。私漫画家してまして、東京おるほうが都合いいんで引越してきました! まあ明日からはこの黛純子の噂話しで盛り上がってください!大歓迎です(笑)』 純子さんは高笑いしながらゴミをネットに入れた 『辻野さん?ほら、早くゴミいれなぁよ(笑)』 『ありがとうございます』 『私の紹介は今言うた通りです(笑)あ、年は30(笑)はやりのアラ30やね』 『私は辻野あやめです。27歳。聞いた通りの鬱病です(笑)でももう退院して月に二回の診察なんです』 『あとちょっとやんか!無理せんとのんびりいこや!じゃあ私息子保育園に連れてくんでまたね』 純子さんは元気よく走って帰った なんか気持ちよかった すごくすっきりした
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