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家にもどって私はお母さんに純子さんに助けてもらったことを話した
『あらまあ!あやめより3つも上なの?シングルマザーなんて大変ね。できることあったらお手伝いしてあげなきゃね』お母さんは純子さんをすごく気にいったみたいだ
私は自分が恥ずかしくなった…
子供ができた時、私には育てるという強い意志がないまま流してしまった
あんな強い意志を持っていたら私は病気にならなかったのかもしれない
近所の人が言う我が儘な気持ちが病気引き起こしてしまったのかもしれない
お兄ちゃんの結婚…多分いい方向に進んでたんだろうな
私なんかのせいで破談なんていくら家族がそうじゃないと言ってくれても
私はなんとかならないかと思い、親戚のおじさんに相手の名前とか聞いてみた
おじさんはすんなり、住所も教えてくれた。でもなんとなく様子がおかしかった…何隠してるんだろう
私は住所を訪ねてみた
すごく大きなお屋敷で驚いた
1番驚いたのはお兄ちゃんの元婚約者だった
あの人だ…『スネークローズ』の愛さん…
あの日男三人と絡んで私に笑いかけたあの女
私は吐きそうになった
『あなたが兄の…』
『もう婚約解消したから関係ないでしょ!私だって一応社会的罰は受けたんだからいいじゃない!』そう吐き捨てて家を出ていった…前にもまして、キツイ香水に派手な恰好…
親は『回りがどう言ってるかしりませんが…あなたの病気とかのせいじゃないですから…』
社会的罰?あの後彼らのまわりで何が起こったのだろうか
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