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お風呂から上がって本読んでる時携帯が鳴った
知らない番号…
少し怖かったけどでてみた
『あやめちゃん?俺江川だけど…』思わぬ人からの電話にドキドキした
『遅くにごめんね。仕事決まってどんな感じかなと思って…あ、耕平に番号は聞いてたんだけど』
『頑張ってます。今の私にはちょうどいい時間だし、オーナーさんも私の病気の事わかって雇ってくれました』
『それはよかった。でも無理はしたらダメだからな。その時は俺怒るよ』
『はい(笑)江川さん、私店でめーちゃんって呼ばれてるんですよ(笑)あやめはめんどくさいって』
『それはいいな(笑)めーちゃんね、今度ランチ食べにいくよ』
『是非きてください!カレーライスがすごく美味しいから』
『なんか夢みたいだな…妹が帰ってきたみたいだ…なんだか俺を許してくれてるみたいで嬉しいな』
『妹さんは江川さん怨んだりしてませんよ…そんな事言わないでください』
『ごめん、ごめん。初めてあったときの君は抜け殻みたいだっただろ?今はすごく生き生きしてる。それも嬉しいんだ(笑)時々電話いいかな?メールより声のほうが安心する』
『はい、いつでも』
私も嬉しかった…でも反面、私は江川さんの妹なんだと思った
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