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水曜日の仕事帰り、私はカウンセリングに行った
病院に受け付けを済ませて待合室にいく途中、私はあの男に会った…
三年待ったあげく私を捨てた男…
男は別れたはずの奥さんと赤ちゃんを抱き、私とすれ違った
男は顔色を変えながら私を見た
なんの未練もない男だけど急に呼吸できなくなった
私は椅子に座り江川さんに電話した
そこからは覚えていなかった
気がつくと私はベットで横になっていた
ベットの横には江川さんが心配そうに座っていた
『私…』
『発作起こしたんだ。電話きてびっくりしたよ。もう大丈夫だ』
江川さんは車に私を乗せた
『めーちゃんって呼ぶよ(笑)めーちゃん、少しドライブしていこうか?』
『お仕事忙しいのに…』
『大丈夫だ。何かあったの?』
私はあの男の話しをした。自分がされた仕打ちも話してみた
自分のバカな行動で子供流産させてしまったこと
きっと江川さんは呆れるだろう…それ承知で全部話してみたかった
『苦しかっただろ…でももう大丈夫だよ。みんないるんだから(笑)全部言ったらスッキリするんだ、なんでも話せよ』江川さんは呆れるどころか、全部話してくれた事を喜んでくれた
家の近くまで送ってくれて『今度二人でデートするか(笑)耕平抜きで』と約束してくれた
私は少しボワンとしてしまった(笑)
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