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帰り道江川さんが私の手を握った
『めーちゃんは意外と手が大きいな(笑)』
『よく言われます(笑)結構便利ですよ』
『めーちゃんの事はすごく妹と重なっててね…俺達すごく仲良かったんだよ(笑)歳も離れてたから、可愛くてね…ピアノが上手くて大学も音大だった。自慢の妹だったんだ。だからお兄さんの気持ちわかるな…始めはそんな気持ちだった』
そろそろ日も暮れる時だった
『めーちゃんは妹じゃないね(笑)一人の女性だ。子供扱いしてごめんね』
『そうですよ。30前の女捕まえて(笑)』
『いろんな意味含めてなんだけど俺の事…男としてみてくれない?』
私はまた顔が真っ赤になった
『私は江川さんの事ずっと…意識してました…男性として見てました』
『本当?俺の今日の話し聞いてそれ含めて付き合いしてくれる?40男でお兄さんより年上だけど』
『はい、喜んで』
私は俯いて返事した
私達は手を繋いだまま駅まで歩いていった
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