菜の花に埋もれて

涙の向こう側

ショックでどうやって帰ったか覚えてない…

お腹に手をあててどうしよう…と何度も自分に問いただした

しばらくすると彼から電話がかかってきた

『あんな事でおどろくなよ（笑）これからいろいろ教えてやるから…２５歳ってちょうどセックス楽しくなるところだぞ』

『私妊娠してるのよ…だから…』

『なんだよ…避妊してないのにできないから大丈夫だと思ってたのに！めんどくさい奴だな！さっさとおろしてこい』

『できたら結婚するって言ったじゃない！』

『俺の子供？』

『決まってるでしょ？他に誰いるのよ！』

『今回はおろしてこい。ガキなんか入ってたらセックスできないだろ！』

『いいわよ…もう別れるから…自分で生むから！さよなら！』

私は電話をきると泣き続けた

自分で生む…そんな事私に出来るのだろうか