プロローグ

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アダン「僕、誰がお父さんでお母さんなのか知らないんだ。執事の話によれば、僕は捨て子だったんだって。」 アダンは平然とした態度で答えた。 ライル「すまねぇ!!言いづらかった事を聞いたな。」 ライルは申し訳なさそうな顔をして言った。 アダン「いいよ!!大したことないし・・・」 ニコッと笑うアダン・・・ ライル「それなら、いいんだけど・・・」 ライルたちがそんな話をしていると・・・ バサッと白い鳥が部屋の中に入り、二枚の白い手紙を落としていった。 ライル「伝書鳩じゃねぇか!!」 そう言ったライルは床の上に落ちた手紙を二枚拾った。 アダン「伝書鳩?」 アダンは不思議そうな目で手紙を見つめる。 ライル「お前、伝書鳩ぐらいわからねぇの?」 ライルは少し困った顔をして聞いた。 アダン「僕、あんまり外に出た事がなくて・・・伝書鳩なんて知らなかったし・・・」 アダンは少し恥ずかしそうに頭をかきながら言った。
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