プロローグ

2/6
前へ
/81ページ
次へ
世界は、八大貴族によって成り立った。 栄えていく都市部・・・ しかし、都市部があれば貧民窟もある。 栄えた貴族が破産して、貧民窟を住処にしているのも事実だ。 そんな世の中、闇を司るダーク家に産まれたアダンは、当主と正妻の仲が悪かった為、存在を世の中に知らされず、小さな屋敷で暮らしていた。 しかし・・・ 執事「アダン様・・・ご当主様が、いらないと・・・」 アダン「あっ・・・そうですか・・・」 アダンの父親である当主が実の息子を切り捨てたのだ。 アダンの捨てられた場所は、貧民窟・・・ 一度も外に出た事がなかったアダンは、貧民窟であっても瞳をキラキラとさせていた。 独りぼっちになったアダン・・・ 行くところが無く、ただトボトボと道を歩くだけだった。 ?「おい!!」 そんなアダンを呼び止めたのは、アダンと同じくらいの少年であった。 ?「見かけない奴だな・・・おっと、俺の名前はライル!!よろしくな?」 ニカッと笑顔を見せるライル・・・
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

194人が本棚に入れています
本棚に追加