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アダン「よ、よろしくお願いします。ぼ、僕の名前はアダンです。」
初めて人と話すアダンは噛みながらも自己紹介をした。
ライル「アダンか・・・行く所がないんだろ?俺に付いて来な!!案内してやるよ。」
そう言ったライルは、人懐っこい笑みを見せて歩く。
初めて出会った人にも関わらず、アダンはライルの後を付いて行く。
ライルがアダンを連れて来たのは、ボロイが寝泊まりの出来そうな家だった。
ライル「此処が俺の住む家、アダン一人ぐらいなら住めるから、一緒に暮らそう!!」
アダン「えっ?いいの?」
キョトンとした顔で聞くアダン・・・
初めて出会った人物なのに、受けいられたアダンは嬉しくて堪らない。
ライル「当たり前だろ?まっ、一緒に暮らすんだから、お互いの素性をバラそうか・・・とりあえず、中に入れば?」
ライルは家の玄関を開けてアダンを招入れる。
そこで、アダンはライルが元八大貴族に使えるシュガー家の息子であることを知った。
アダンと言えば、自分が何処の産まれなのかも知らず、ただライルと同じ貴族だと言った。
ライル「お前も貴族だったんだな。でも、お前の父親と母親は?」
ライルの質問でアダンは困ってしまった。
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