☆衝撃の入学式☆

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  あたしは満面の笑顔で。   「陽良!」(杏)   と呼んだ。   「よし!許してやる。」(陽)   あたしは陽良に駆け寄って、左腕にしがみついた。   「できた!友達!」(杏)   「はっ!なぁ~んだそれ!」(陽)   陽良が笑いながら歩き出した。   だって、不安が解消されたんだもん! 駅を下りた時、この学校でやっていけるか、友達ができるか…本当に不安になった。 あたしみたいな子が…モデル並の子たちの中に入っていけるわけがない。 陽良にぶつかられた時、本当は、帰ろうかな…って思ってたんだ。 よかった… ぶつかってきたのが陽良で。本当によかった!     それから、中庭に設置されている掲示板に、陽良と二人で目をやる。 掲示板にはクラスと名前が書いてある紙が貼られていた。   「さってっと…ボクは何組みかなぁ~。」(陽)   そう言って、陽良は後ろのクラスから見始めた。   「あたし、前の方から見てくね?」(杏)   「あぁ。ボクの名前も見てってな。」(陽)   「わかってるよん。」(杏)   陽良から離れて、前の方へと歩いて行った。   松川‥宮沢…松川…  
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