☆衝撃の入学式☆

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  あたしは陽良の言葉に納得をし、掲示板に『クラスを確認した者から、記されたクラスへ向かうように。』と、クラスの場所が書かれてあったのに従い、自分たちのクラスへ向かうことにした。       「1―Eって…どこ?」(杏)   「…ボクに聞かれても‥ね?」(陽)   …ですよね… はい…迷ってしまいました… だって!広すぎなんだもん!ここどこ!   「おっかしぃなぁ‥1年の教室って、第四校舎の2階って書いてなかったか?」(陽)   「…陽良…その“第四校舎”って、どこ?」(杏)   「……そこか…」(陽)   うろうろしているだけじゃ迷うばかりだし…どうしたらいいんだろ…   陽良と途方に暮れていたら、近くの階段上から声がした。   誰かいる!助け船かも!   あたしは階段に駆け寄り、上にいるであろう人に声をかけることにした。   「あの!すみません。誰かいますか?」(杏)   上で話してた声が止んだ。   「…なにか?」   …低くて真っ直ぐな…少し冷たい声が返ってきた。 微かにしか聞こえてなかったから、自分に向けられたその声に、心臓が鳴った。   「あ‥あの…」(杏)   その後の言葉が出てこない。  
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