☆衝撃の入学式☆

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  そんな話をしていると、学校の門が見えてきた。 松川さんと二人、桜華学園の門をくぐった。   「なに?あの子、違う制服着てるのかと思ってたけど、やっぱり桜華の生徒なんだ?」   「チェックのスカートがひし形になってるって!」   「プリーツじゃなくない?」   門をくぐるとすぐ、そんな声が聞こえてきた。   この…モデル並の学生ばかりじゃあ…そうなるか。気にならない…って言ったらウソになるけど、慣れてるから気にしない。   普通に歩いているあたしの横で、松川さんは足を止め。   「今、なんつった?」(陽)   と、近くの女子生徒たちを睨んでいた。   …え?…えええっ!?   「出て来いよ!見えねぇとこで言ってねぇで、堂々と目の前に出て来いっ!?」(陽)   「まっ‥松川さん!?」(杏)   あたしは松川さんの腕を掴んで引き寄せた。   「いいよ、いいから行こ?」(杏)   「なぁ~に言ってんだ!ぜんっぜん良くねぇだろ!」(陽)   険しい目をそのままあたしに落として言った。   「松川さん!」(杏)   必死で松川さんの腕を引っ張った。   松川さん…力も強い。  
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