願うなら…

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二人はいつも一緒に帰る。今日もそうだった。しかし今日は 「歩兄ちゃん!!」 いつもと違ったことが起こった。 今、歩に抱きついているのは歩の近所の子供だった。 「大助!何やってるんだ?」 「遊んでたら歩兄ちゃん見付けたから!!」 大助はとても嬉しそうだ。蒼は何となく面白くないない気分になったが、相手は子供だと切り替えた。 「ねえ、歩兄ちゃん、家まで送ってよ」 「ん~いいよ」 「やったー!!」 「いいよな?」 「え?あ、ああ…」
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