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「坂本くんは英語を勉強してるようだな。外国をどう思う?」
「外国には上下議会があるようですな。我が国もそうせねばならないと思います。」
(ネズミの授業には法律の教科書を使っていて、竜馬はなかなか詳しかった)
これには河田小竜も驚いた。
「攘夷、攘夷騒いでるだけじゃないようだな。向こうでは、きこりが大統領になる。いや、なれる可能性がある。しかし、この国にはない。」
(本当か!?)
「わしでもなれますか?」と戌太は聞いた。
「もちろんじゃ。佐々木くんが上士も郷士も農民も商人にも配慮できるならな。」
「なぜです?」
「大統領は民の入れ札によって選ばれる。民を考え、民に信頼されれば誰だってなれる。」
戌太は話の凄さにただ圧倒された。
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