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Tatsuya side
今日の演奏はおしまい…。
店を閉めてピアノを仕舞おうとしていた時だった…
ガシャーンっ…
え?何か割れる音…?
竜「…誰かいんの…?」
…仁…
そこにいたのは酒を浴びうずくまっている仁の姿だった…。
仁「…っ…酒…もうねーし…っ…」
竜「仁…!何してんだよ…!」
仁「…っ…離せ…!離せ!」
無意識に抱きしめた仁の体…、
これほど小さく思えたのは初めてだ。
いつも堂々としてるのに…こんな仁は初めてだ。
仁「痛い…はぁ…どうしたらいい…苦しい…」
竜「ね!仁…しっかりして!」
初めて見たときから思った。この男に特別な感情が芽生えたのを…。
それに気付いたのがすぐだったのを…
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