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「どう?」
「別に構わねーが…お前はそれでいいのか?」
「もちろん」
「そうか、分かった」
蓮美はそれを聞き優しく、綺麗に笑った。
そして土方の前に立て膝をつき手をとった。
「第35代目。誇り高き我が忍は貴方を主と認め契約を果たすまで貴方に忠誠を誓います」
そして彼女は土方の手に唇を落とした。
それは鮮やかな動作で、恥ずかしいという気持ちではなく美しいと誰もが思った。
「では、主。私に名前を与えてください」
「名前、を与えろ?」
「はい。今までもずっとそうでしたので…
主が私に名前をつけて下さい」
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