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あいつも私と同じように特別扱いされて、みんなの仲間には入れてもらえなかった。
なのにあいつは、その理由が病気だからってことだけで、嫌じゃない特別扱いをしてもらえた。
体育が出来ないからって、その時間をオリエンテーションの時間にして貰えたり、少し具合が悪そうにしていれば、みんなが外遊びをやめて、あいつの近くで遊び出した。
あいつばっかりみんなに大事にされて、私はいつも置き去りにされていた。
誰も私のことなんて構ってくれなかった…
龍太郎だけよ…
私にいつも優しかったのは…
本を読んでいれば、おすすめのものを紹介してくれたり、一緒にパズルなんかをしてくれたよね。
龍太郎だけが私を見ていてくれたの。
私にとって世界の中心は龍太郎なの。
龍太郎さえいればほかには何もいらないの。
ね、龍太郎。
龍太郎もそうだよね?」
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