第1章:遅れてきた知らせ

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中には、封筒と同じ模様が入った便箋と1枚のハガキが入っていた。 迷わずに便箋に手を伸ばす。 【同窓会のお知らせ】 開いた便箋のトップには、他よりも太く大きい文字でそう書かれていた。 続く内容は表題の通り、同窓会の開催を伝えるものだった。 手紙を読み進めていくうち、この同窓会がいつ、どこで開催されるのかが明らかになっていく。 廃校になりもうなくなってしまった母校。 そこで開催される同窓会。 「いいーこと考えるじゃんか」 勇太は懐かしさがこみ上げてくるのを感じ、ニカっと笑った。
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