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🌕🌕の滝
長崎県にある🌕🌕の滝に、友達と肝試しに行く事に。
行ってる途中から気持ち悪かった。
夜中のせいだと、自分に言い聞かせて向かってた。
今思うと警告だったのかも知れない。
友達と車の中で、怖い話をしていると🌕🌕の滝に着いた。
『車を降りて、とりあえず回りを歩こうぜ』
『そうだね』
車を降りて皆で歩き出した。
『薄気味悪いけど何にも出ないな』
『そうだね』
『また車の中で怖い話でもしようか?』
『決まりだね』
車に戻ろうとした時不意に
『う~~っ』
と苦しそうな声が聞こえて来た。
『何、今の声?』
『何も聞こえなかったよ』
『気のせいか』
車に戻り皆で怖い話を始めた。
どのぐらい話したのだろうか、話してる時にまたあの声が聞こえて来た。
『う~~っ』
今度は皆に聞こえてた見たいで
『何今の声?』
『分からない』
だんだんと声が近づいて来る。
『う~~っ』
声は車の側まで来てた。
友達の1人が急に叫んだ。
『外を見るな』
皆、下を向いたまま震えていた。
どのぐらい立ったのだろう、声はいつの間にか消えていた。
『とりあえず帰ろうか』
『そうだね』
帰ろうとした時声が出なかった。
後ろの友達2人の間に、頭から血を流した少女がこっちを見てニタニタ笑っていた。
自分1人以外誰も気付いていなかった。
早く消えてくれと、ずっと心の中で思ってた。
『貴方見えてるんでしょう』
耳元で声が聞こえて来た。
背筋が凍った。
街に着く頃には女の子は消えていた。
初めて体験した話でした。
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