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騒がしい1ーAに向かう足音2つ。
「じゃあ佐倉、俺が呼んだら中入ってこい」
先生は生徒…夕伊の返事を聞かず教室に入っていった。
―――教室内―――
―――ガラッ――
「お前らさっさと席につけ~」
先生の声に従いガタガタと席に戻る生徒達。
「んじゃHRの前に、知ってるだろうが転校生来たから自己紹介してもらう。適当にしっかり聞いとけ」
((どうやって?))
満場一致。
「おい、佐倉入れ!!」
―――ガラッ
教室内に変な沈黙が流れた。
入ってきた転校生……
整った綺麗な顔、濡れたような黒い髪の両側に一筋ずつだけ入っている赤いメッシュ、スラッとした体つき……
そして真っ白の白ラン。
誰もが彼の姿に魅了されたのだった。
((き…綺麗すぎる!!/////))
誰もが彼に王子様のレッテルを張り付けた。
しかし、次の瞬間……
生徒達はみな、固まった。
―――next―――
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