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王子様……
そんな彼の第一声によりそのレッテルははがされた。
「おっす!!オラ悟空!!」
…………………
((………はっ?))
聞き間違いだろうか?
今王子様の口からなんだかおかしな言葉が聞こえた気がするが……
生徒みな固まって同じコトを考えてると、追い討ちがかけられる。
「みんなそんなに俺を見詰めるなYO☆照れて鼻からハンバーグ出ちゃうだろコノヤロー☆」
((Σええぇぇえ――!!??))
見た目は完璧王子様。
しかし一度口を開けば……
何とも破天荒なバカでした☆
さぁ主人公の性格も判明したことだし、間のナレーションも同じく砕けていきます☆
4649!!(古
「俺は佐倉夕伊!!めんどいから夕伊って呼べ!!趣味は気分によってまちまち!!因みに足のサイズは23.5だ!!」
『Σいや、別にそんな豆知識いらないから!!!!』
ワォ、息ピッタリ!!
「豆知識じゃないべ。レア情報だチッチキーン!!」
『Σなんか違ぇ!!』
なんだかんだでクラスに溶け込んだ夕伊。
そして……
「まぁこんな俺だけどこれからよろしくな!!」
『//////』
夕伊の素敵スマイルに全員ノックダウン!!K O !!
余談だが、この後すぐさま夕伊ファンクラブ結成。そのメンバーは学年に限らず全学年と広範囲。
「夕伊君カッコいい――!!」
「笑った顔がカワイイ!!」
「彼ならアレでももんくなしの王子様よ!!」
騒ぎ出す女生徒。
しかしまたもや彼女達を黙らせた事実。
「おい佐倉ぁ、お前制服どうした」
「大丈夫!!この学校の学ランだってたまに着ます!!」
「そういう問題じゃねぇよ。ちゃんと女子の制服着ろバカタレ」
「却下!!俺にスカート無理!!」
…………………
『Σはぁぁああぁあ!!!???』
「アレ?何みんな俺のコト女って分かってなかったの?」
『分かるかぁああっっ!!!!』
クラス全員激しい突っ込み。
しかし………
「まぁ何でもいいよ!!よろしく(ニコ)」
『(……可愛いからよし!!)』
なのでした。
―――next―――
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