第2ボタン

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『咲に告白してあげるの?』 月明かりの下、 咲の姉貴が言った。 『告白なんてしてやらねぇ。あいつにさせる。』 俺がそう答えると、咲の姉貴は呆れたように笑った。 『あんまりうちの妹を虐めないでよね?』 俺は、この馬鹿女に何年片想いしたと思ってんだ。 咲にも、少しぐらい片想いの辛さを分からせるのが丁度いいんだ。 少しぐらい、虐めたって構わねぇだろ? 「咲ー。なんか今日の髪型可愛いな。」 「……えっ//!?い、いきなり何言ってんのよ///!?」 咲が堪忍して素直になるか、 俺が気持ちを我慢出来なくなるか。 「今日、デートしよっか。咲♪」 「……えぇ///!?」 「バーカ、冗談だっつの!」 「……じょ、冗談……だよねぇ……。」 それまでは、こんな風に地味にからかって虐めてやるんだ。 悪くねぇだろ? 第2ボタン おわり★  
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