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「ただいま~」
「おっ。おかえり」「お父さん、はいよ、つまみ」
息子が帰ってきたなかなか、気の効く子なのだか~
「お母さんは俺達、子供が居ないと手を抜くから、焼鳥を買ってきた」
「そんな事ないわよ、ねえお父さん」
「………」
「まぁまぁお母さんレンジが鳴っているからさ」
「おまえ、今日は遅いはずじゃなかったか?」
「それがバイトの日程がズレて時間が空いたんだ」
「それは良かったんじゃない?疲れた顔していたから心配していたのよ」
「さあ、温め物で悪いけど食べてね」
「あ、あの子からメールがあったんだけど、お母さん」
「え?あの子…?」「なんだ?おまえ、いつの間に彼女が出来たんだ?」
旦那は焼鳥がよほどビールと相性が良かったらしく酔いが回っていた
「へぇ~メールをやり取りする子が出来たんだ」
「お母さんまで~覚えてない?」
「知らないわよ、でも良かったじゃない」
「お母さん?酔ってるのか?」
「あら、酔ってないわよ、どうして?」
「だって、いつ?誰?メールになんて?って気が済むまで質問攻めにするのに…好奇心の固まりのお母さんが。良かったで終わらせるなんてさ」
「そりゃ、おかあさんだって、息子の彼女まで詮索しないわよ。でも、さっき、私に忘れた?って聞いたわね、私の知っている子なの?」
「そうだよ!助けてあげなくちゃ、あんたは男でしょうって」
「私が?いつ?どこで?誰を?」
「すっかり忘れていますね?お母さん。俺、風呂入って、部屋に戻るよその話は明日ね」
ダメダメ。思考停止だ 今日は、早く寝る事にしましょう
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