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~第一章~
『だぁぁぁぁ‼‼‼遅刻でぇぇぇぇぇい‼‼‼‼』
朝……神山家の1日はこの聖羅の叫び声から始まる…。
『おい‼‼ババア‼‼何で起こしてくれねぇんだよ‼‼』
制服のリボンをつけながら親に文句を言いながら降りて来る聖羅。聖羅は外見はかなりの美人なんだが、男勝りでかなり意地っ張りな性格の持ち主だ。
『聖羅‼‼親に向かってその口の聞き方は何ですか‼‼』
この人は聖羅の母親、夢子(ゆめこ)。
いつも聖羅の言葉使いに頭を悩ませている。
『うっせぇ‼テメェをババアって言って何が悪いんだ‼あぁ⁉⁉』
『聖羅‼‼‼貴女、女の子でしょ⁉⁉⁉女の子がそんな言葉使いしちゃいけません‼‼』
『黙れ‼‼誰が俺をこんな風にしたのか分かってんのか⁉⁉💢💢💢💢テメェ等だろうがよ💢💢💢』
『貴女をそんな風に育てた覚えはないわ‼‼‼聖羅‼‼‼いい加減にしなさい‼‼‼』
『黙れ💢💢クソババア💢💢お嬢様気取りしてんじゃねぇし💢💢💢』
そういうと聖羅は鞄を持って、さっさと学校に行ってしまった。
『待ちなさい‼‼‼聖羅‼‼‼‼‼』
夢子の声は聖羅に届かなかった………
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