~第一章~

6/13
前へ
/20ページ
次へ
『……ったく……』 ため息をつくと聖羅は自分の椅子にドカッと座った。 『もう聖羅ったら………あんた可愛いのに、そんな事したら人気度落ちちゃうよ??』 椿が聖羅の机に座ると、奴の髪の毛を弄りながら言った。 『うるさい。あんただって全校生徒美人コントテストNo.2の癖に良く言うぜ………』 『あら♥私は可愛い女の子見ると口説きたくなるの♥♥だって……』 ……むに。(聖羅の胸を掴む)『っ‼‼////』 『さっきも触ったけど……聖羅って結構胸大きいのね♥♥E位はあるんじゃない??♥♥』 『……椿……💢💢貴様……💢💢ブッ倒す‼‼💢💢』 とうとうキレた聖羅は、鞄を椿に投げつけた。が、椿は避け、 『もう通じないわよ♥♥聖羅♥♥またね♥♥♥可愛い私のお姫様♥♥♥♥』 と言い残すと消えていった。 『誰が“姫”だ!!!!!』 と聖羅の声が響くだけだった。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

91人が本棚に入れています
本棚に追加