カルマの坂

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なぜこの少女をこんな風に思ったのかは本人にもわからなかった。 見た目が良いだけではない。少女のなにかを少年が感じたのだろう。 男の家。少女の地獄。 二人は玄関に立っていた。 「さぁ着いた。この家が君の帰る場所だよ。」 天国や地獄がここよりマシなら今の少女なら喜んで行っただろう…… 地獄に姿が見えなくなるのを見届けると少年の思いが決心に変わった…
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