カルマの坂

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少年は躊躇いもなく人を斬り続けた。 斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬り続ける。 重たい剣を引きずる姿は 風というには悲しすぎた… 人の耳らしき物が落ちている。 もちろん駆け付けてきた警備員の物だ よく見ると壁は血で赤く塗られ、原形を留めていない肉の塊が無数に落ちていた。 少年は今までの怒りをぶつけるかのように暴れ狂いながら少女を目指した 目的を失ったその剣を赤く染めながら…
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