シスター

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朝日がまだ目に眩しい 大輔は西の海を目指して、舟に乗っている。 ただ風に流され進んでいく。 カラーン……… カラーン………… 鐘だ。きっとシスターが鳴らしてくれたのだろう 「舞、聞こえてる?」 カラーン… 大輔は考えてやったわけではない。身体が勝手に、無意識に、まだ薄明るい空を見上げ、祈った。
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