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そんなこんなで、いつものように、学校に到着した。
由衣のこともあって、早めに学校に来たので、まだ生徒の数は疎らだった。
とりあえず、由衣の入学手続きをするために、学園長室に行くことにした。
朝の空気が気持ち良い学校。校庭からは、部活の朝練の生徒がいるのか、声が聞こえる。
横を歩く由衣は、かなりご機嫌のようで、鼻歌を歌っている。時折、珍しさからか、キョロキョロと目線を動かしている。
「そんなに珍しいかね……」
「空の学校は見たことあるのだが、地上の学校とは全然違う」
そう言って、手を広げて大きさや形など説明していたが全くわからないし、想像もつかない。かなり独特な文化なのかもしれない。
少しして、俺達は学園長室にたどり着く。部屋のドアには、学園長室と書かれているので間違いはない。
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